今回は、『酸蝕歯(さんしょくし)』についてのお話です☆
『酸蝕歯』は、虫歯や歯周病に続いて、歯を失う原因にもなる症状です!
『酸蝕歯』とは、食べ物や飲み物に含まれている「酸」が原因で、歯の表面のとても硬いエナメル質が溶けてしまった歯のことです!
とても硬いエナメル質ですが、「酸」に触れる事で一時的に柔らかくなってしまいます(>_<)
時間が経つと唾液の分泌により、「酸」は中和されて、柔らかくなっていたエナメル質は再び元の硬いエナメル質に戻ります!
このように、歯が「酸」に触れただけで、歯が溶けてしまうわけではありません!
口の中に長い時間「酸」が存在していたり、唾液の分泌量が少ない・・・と、エナメル質が硬い状態を保てずに溶けだし、擦り減ったり薄くなったりします(>_<)
『酸蝕歯』になると、冷たいものや熱いものを飲んだり食べたりした時に歯がしみたり、歯の表面が丸みを帯びて先端が透けて見えるようになります!
歯が欠けてしまう事もあります!
炭酸飲料・レモン、グレープフルーツなどの柑橘系・黒酢などの健康酢・スポーツ飲料・ビール、ワインなど、「酸」を含む物は身近にたくさんあります☆
健康的な食べ物でも、歯には注意が必要です(^^)
歯に触れている時間をなるべく短くしましょう!
飲み物は口の中に溜めたままにならないように、食べ物はダラダラと食べ続けないようにしてください!
食後は、水やお茶を飲むのも効果的です☆
胃液の中にも「酸」は含まれていて、逆流性食道炎や、摂食障害などで嘔吐が起こると『酸蝕歯』を引き起こしてしまいます(>_<)
健康な歯を保つ為にも、ちょっとした意識で『酸蝕歯』を予防しましょう!
少しでも気になる事があれば、歯科医師・歯科衛生士にご相談ください☆
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